photo サポ−タ−の皆さんへ(きむちんからの手紙 2009年2月)
(ホームページ他で、サポーター以外の方にもお読みいただいてます。)

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ノルマンディ ルーアンの街並
(パリから1時間半、オードランジュの生産打ち合わせにいきました)

こんにちは、きむちんです。
前半に、パリにおりました。ちょっと期間が空いて2年振りのことでした。ちょうどユーロの高かった時期に訪れることがなかったのは、ラッキーでしょうね。今は、円高。輸入にはありがたい時です。
さて上の地図で見ると、ノルマンディは北の方。見えはしませんが対岸は、イギリスです。イギリスとの国境が定まった百年戦争、その15世紀中の戦い参加した英雄ジャンヌ・ダルクが火刑に処された地としてここルーアンはフランス人のこころに残ります。
郊外に向けセーヌ川に架かる橋を渡って、車で5分ほどの林の中に「オー・ド・ランジュ プルミエ並びにオリジン」を製造していただいているMF PRODUCTIONSの香水工場があります。工場長のシルビエさんが迎えてくれました。
photo 実はこのMF、企業秘密の部分もあり、ご披露できないのが残念ですが、名だたる高級ブランドの十数社の香水をつくられています。そんな中で、日本の小さな会社GANKOHOMPOのオーダーを受けていただけてるのは、パリのパートナー会社NJD COSMETICSの社長ドニーのおかげです。また、輸入代行をしていただいてる日本グランドジャンパーニュの杉山さんあってのお話です。さまざまな方のご尽力で、きむちんがまだ、たった3人で会社をやっていた頃からお世話になっております。
今回の目的は、再度厳密な調香での香りの安定。この打ち合わせ以降の入荷分(5月〜)は、多少ブレンドの品種や種類を変更することになるかもしれません・・・。
よりよいものを目指す。それが、「がんこ本舗」の姿勢です。香料の種類は3000種!どうか、今後にご期待ください

きむちん THU 19/02/’09

★今回『発明・発見の世界』のお話は紙面の都合で書けませんでした。ごめんなさい。

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 さて今回のご紹介は、全身に使える贅沢なアロマティックウォーター、オー・ド・ランジュ プルミエ3本セット(「マリン」・「海へ…」・「フルーロン」 各100ml)をいっぺんにお届けします。(いやぁ、大盤振る舞い!)アルコールや乳化剤、界面活性剤、防腐剤等を一切使っていないフランス製の全身用化粧水です。フランス製といってもがんこ本舗オリジナル商品。きむちんが無数のエッセンシャルオイル(精油)の中から選んで作ったレシピに、本場パリの専門家によるアレンジを加えた力作で〜す。

○ 暮らしの中に手軽なアロマテラピー
 さて、、オー・ド・ランジュ プルミエなどに使われているエッセンシャルオイルとは、ハーブなどの植物の有効成分を抽出した揮発性のオイルのことを言います。それは、植物の葉や花、果皮、樹皮、樹脂などから得ることができ、それぞれ異なる香りや成分をもっています。その香りや成分の特性(リラックスできたり、リフレッシュしたり)を活かして、古くから世界中で行われていたのがアロマテラピーです。(でも、この言葉自体は20世紀になってからフランスの科学者が作った造語)
 アロマテラピーを簡単に言うと、植物の持つ香りや成分を利用して、幸福感を味わったり、健康維持に役立てたりすることです。え? 難しいですか? たとえば、お花屋さんの前を通った時になんとなく心が和んだりしたことないです? それです、それ!
 そんな身近なところからアロマテラピーは始まっているんです。だから、香水や芳香剤、せっけんまで(もちろん、、オー・ド・ランジュ プルミエも)、香りに包まれている暮らしは誰もが簡単にできるアロマテラピーなんですよ。

○ ちょっと詳しいアロマ(香り)のしくみ
 、オー・ド・ランジュ プルミエの香りの構成の仕方は、じつは香水と同じ。液体のエッセンシャルオイルが、室温に触れて気化し、香り始めるまでの速さと持続力を「トップ」「ミドル」「ベース」という3段階で香り方を表現します。時間の経過とともに香りが3段階で変化していくというしくみです。
 このように香りを組み立て、事細かにバランスをとっていくのが、調香。そのブレンドの仕方は職人技で、すごくクリエイティブな仕事です。
※ 香りの構成の仕方は、オリジン オー・ド・ランジュも同様です。
トップノート・・・香りの立ち上がりが早く、フレッシュな香り。香水の第一印象。
ミドルノート・・・ゆっくりと広がってくる穏やかな香り。香りのバランスを保つ。
ベースノート・・・持続性があり、数時間後まで香りを安定させる。残り香。

《 マリン/海からの風 》
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(海をイメージした香り)
エッセンシャルオイルのブレンド内容
・トップ:「ナツメグ」
・ミドル:「イランイラン」
・ベース:「シダーウッド」

 まず、はじめに鼻に飛び込んでくる香りは、麝香(じゃこう)様の、スパイシーですっきりとした「ナツメグ」の香り。心を元気づけてくれます。
 中心となる香りが、甘くフローラルでエキゾチックな「イランイラン」の香り。緊張や疲れをほぐしてリラックスさせてくれます。イランイランは、マレー語で「花の中の花」という意味です。インドネシアでは、結婚式を挙げたばかりの二人のベッドにイランイランの花を撒いておくという、とてもロマンティックな風習もあります。
 最後まで持続している香りが、ウッディーで、甘く、ドライな感じの「シダーウッド」の香り。心をしずめて、緩和してくれます。年月と共に香りと質が向上する数少ない精油です。シダーウッドの木材は防虫作用にも優れ、家屋の建材や収納箱の材料としても重宝されていました。

《 海へ・・・/ラベンダー 》
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(ラベンダーベースの爽やかなイメージの香り)
エッセンシャルオイルのブレンド内容
・トップ:「マンダリン」「シトラス」
・ミドル:「マンダリン」「シトラス」
・ベース:「ラベンダー」

 洗濯洗剤「海へ・・・」と同調した「海へ・・・/ラベンダー」の香りは、マリンとフルーロンの香りが、時間の経過と共に3段階の変化をするというしくみを持つのに対し、「海へ・・・/ラベンダー」は、ラベンダーの香りにもっと奥深さを出すため、柑橘系のマンダリンとシトラスのエッセンシャルオイルを「トップ〜ミドル」としてブレンドしています。
 ラベンダーの爽やかな香りに、少し甘酸っぱさをそえる、柑橘系の「マンダリン」と「シトラス」の香り。高ぶった神経を鎮めてリラックスすることができます。
 ベースとなるのは「ラベンダー」の爽やかな香り。緊張やストレス、不安感を和らげ、気分をゆったりと鎮静させてくれます。ラベンダーの語源は、ラテン語で「洗う」という意味の「ラワーレ」。

《 フルーロン/小花のブーケ 》
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(野花に群れ咲く小さな花のような素朴でかわいらしさをイメージした香り)
エッセンシャルオイルのブレンド内容
・トップ:「グレープフルーツ」「コリアンダー」
・ミドル:「ローズ」
・ベース:「シダーウッド」

 まず、はじめに鼻に飛び込んでくる香りは、甘酸っぱく爽やかな「グレープフルーツ」の香りと、甘くスパイシーな「コリアンダー」の香り。こころを元気づけ、リフレッシュしてくれます。グレープフルーツの爽やかな香りは、消臭(デオドラント)効果、抗菌効果にも優れていると言われています。
 中心となる香りが、「エッセンシャルオイルの女王」とも呼ばれる、エレガントで女性的な「ローズ」の香り。美しい香りで、包み込むような優しさをもたらしてくれます。
 最後まで持続している香りが、「マリン」のベースと同じ、「シダーウッド」の香りです。

○ ココロのままに香りも変えて
 オー・ド・ランジュ プルミエは、3タイプとも一般の香水やオー・デ・コロンよりも淡〜く、上品で、ほのかな香りなので、いろんな用途でお使いになれます。お肌や髪の毛へのご使用だけでなく、アイロン掛けの時やルームスプレーとして、またはバスエッセンスや衣類へのご使用もオススメです。使いみちや季節、お天気、その日の気分など、お好みに応じて香りを使い分けると楽しいですよ。
 がんこ本舗がお贈りする香りのある素敵な暮らし。思いっきり楽しんでくださいませ。


(ペーター/園田克彦)

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★ 4月のお届け(パーソナルの方は3月分も一緒のお届けになります)
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