オリジン オードランジュの香りの構成の仕方は、じつは、香水と同じ。
液体のエッセンシャルオイルが、室温に触れて気化し、香り始めるまでの速さと持続力を「トップ」「ミドル」「ベース」という3段階で香り方を表現します。時間の経過と共に香りが3段階で変化していくというしくみです。
このように、香りを組み立て、事細かにバランスをとっていくのが、調香。
そのブレンドの仕方は職人技で、すごくクリエイティブな仕事です。
「オリジン オードランジュ」は、基本的な香りの構成やイメージを固めた上で、パリの協力工場にお伝えし、あとはフランス人ならではのアレンジを自由に加えていただきました。
日本にもフランスにも今までなかった、ピュアなイメージでありながら、香りの奥深さを感じられるのもが作りたい。日本人の「こころ」とフランス人の「香り」に対するこだわりの深さを組み合わせることで、より質の高い商品を生み出すことがこのプロジェクトのコンセプトであり、がんこ本舗のモノづくりに対するポリシーでもあります。
※香りの構成の仕方は、オードランジュ プルミエも同様です。
<香水の香りの構成の仕方>
- トップノート・・・香りの立ち上がりが早く、フレッシュな香り。フルーツ系やメントール系が多い。香水の第一印象を作る。
- ミドルノート・・・ゆっくりと広がってくる穏やかな香り。香りのバランスを保つ。フローラル系やハーブ系が多い。香水をつけたあと、数分後から香りだします。
- ベースノート・・・持続性があり、数時間後まで香りを安定させる。残り香。他のエッセンシャルオイルの香りを保つ。バルサム系、ウッディ系やスパイス系が多い。
《
マリン/海からの風
》
海をイメージしたこの「マリン」の香りは、
「トップ」に ナツメグ、
「ミドル」に イランイラン、
「ベース」に シダーウッド
のエッセンシャルオイルをブレンドしています。
まず、はじめに鼻に飛び込んでくる香りは、麝香(じゃこう)様の、スパイシーですっきりとした「ナツメグ」の香り。心を元気づけてくれます。ナツメグは、古代エジプトの時代からミイラの防腐処理に利用されていたというほど防腐効果の高い植物でもあります。ナツメグはインドネシアなど熱帯地方に生息する木で、毎年約1500〜2000個もの実をつけます。オイルは実の核(仁)を蒸留して抽出し、11kgのナツメグから1kgの精油が取れます。
さらに、中心となる香りが、フローラルでエキゾチックな、あまく重い「イランイラン」の香り。緊張や疲れをほぐしてリラックスさせてくれます。イランイランは、マレー語で「花の中の花」という意味です。インドネシアでは結婚式を挙げたばかりのベットにイランイランの花を撒いておくという、とてもロマンティックなお話もあります。東南アジア地方からマダガスカル、コロモ諸島などアフリカ地域まで広く分布する熱帯樹木で、黄色、ピンク、藤色の美しい花が咲き、この花からオイルを抽出します。通常イランイランは同じ原料を数回にわたって繰り返し蒸留する「分留」という方法で生産されます。50kgの花から約1kgの精油が得られます。
最後まで、持続している香りが、ウッディーで、甘く、ドライな感じの「シダーウッド」の香り。心をしずめて、緩和してくれます。年月と共に香りと質が向上する数少ない精油です。シダーウッドは寺院での薫香として、最も古くから使用された香料のひとつ。また、エジプトでは、ミイラの防腐処理にオイルを、棺の材料として木材を使用していたそうです。シダーウッドの木材は防虫作用にも優れ、家屋の建材や収納箱の材料としても重宝されていました。現在、シダーウッド油は、香水で保留剤として広範に利用されています。オイルは、木を蒸留して生産されます。
《
海へ・・・/ラベンダー 》
洗濯洗剤「海へ・・・」と同調した、ラベンダーベースの爽やかなイメージの「海へ・・・/ラベンダー」の香りは
「トップ」「ミドル」にマンダリン、シトラス
「ベース」にラベンダー
のエッセンシャルオイルをブレンドしています。
マリンとフルーロンの香りが、時間の経過と共に3段階の変化をするというしくみを持つのに対し、「海へ・・・/ラベンダー」は、ラベンダーの香りにより奥深さを出すために、柑橘系のマンダリンとシトラスのエッセンシャルオイルを「トップ〜ミドル」としてブレンドしています。
ラベンダーの爽やかな香りに、少し甘酸っぱさをそえる、柑橘系の「マンダリン」と「シトラス」のエッセンシャルオイルの香り。高ぶった神経を鎮めてリラックスすることが出来ます。特に、マンダリンは、デリケートでバレンシアオレンジにも似た甘い香りがします。樹高約6m程度にまで育つミカン科の常緑樹です。光沢のある葉と香りの良い白い花を咲かせ、オレンジに似た小さな果実をたくさん実らせます。その果実の果皮を圧搾してオイルを抽出します。一方、シトラスは、柑橘類のだいだい(橙)の果実から抽出されます。食用、薬用としても幅広く利用されています。
「ベース」となるのは「ラベンダー」の爽やかな香り。緊張やストレス、不安感を和らげ、気分をゆったりと鎮静させてくれます。ラベンダーの語源は、ラテン語で「洗う」という意味の「ラワーレ」という言葉。ローマ時代に、沐浴などにラベンダーのハーブが利用されていたことがその由来だと考えられ、また、洗濯室を意味する「ランドリー」も同じ言葉から来ていると言われています。ラベンダーは地中海地方が原産とされるシソ科のハーブで、7月中頃に小さな花をたくさん咲かせます。花の咲いた先端部分、葉、茎から、水蒸気蒸留法(植物の葉、小枝、花、樹皮など植物材料の下から水蒸気をあてて熱し、油胞の中の香りの成分を蒸気にして取り出す方法)によってオイルを抽出します。
《 フルーロン/小花のブーケ 》
野花に群れ咲く小さな花のような素朴でかわいらしさをイメージした「フルーロン」の香りは、
「トップ」にグレープフルーツ、コリアンダー、
「ミドル」にローズ、
「ベース」にシダーウッド
のエッセンシャルオイルをブレンドしています。
まず、はじめに鼻に飛び込んでくる香りは、甘酸っぱく爽やかな「グレープフルーツ」の香りと、甘くスパイシーな「コリアンダー」の香り。こころを元気づけ、リフレッシュしてくれます。グレープフルーツの爽やかな香りは、消臭(デオドラント)効果、抗菌効果にも優れていると言われています。果皮を圧搾して採油します。一方、コリアンダーは、古代から薬用、料理にも使用され、香料にも使われてきました。草丈60cmほどまでに生長し、羽毛のような葉をつけ、ピンクや白色の花を咲かせます。灰褐色をした種子(果実)が実り、それを蒸留して、オイルが生産されます。
中心となる香りが、「エッセンシャルオイルの女王」とも呼ばれる、エレガントで女性的な「ローズ」の香り。美しい香りで、包み込むような優しさをもたらしてくれます。主に、ブルガリア、トルコ、フランス、エジプト、モロッコなどで栽培され、5月から6月にかけて花が咲きます。太陽の光にあたると、含まれているエッセンシャルオイル分が気化してしまうため、原料となるバラの花は、もっともオイルの含有量が高くなる早朝に花を摘み取ります。ローズは300以上の成分から構成され、それゆえ、複雑でかつ非常に優れた特性を持っていると言われています。
最後まで持続している香りが、ウッディーで、甘く、ドライな感じの「シダーウッド」の香り。心をしずめて、緩和してくれます。年月と共に香りと質が向上する数少ない精油です。シダーウッドは寺院での薫香として、最も古くから使用された香料のひとつ。また、エジプトでは、ミイラの防腐処理にオイルを、棺の材料として木材を使用していたそうです。シダーウッドの木材は防虫作用にも優れ、家屋の建材や収納箱の材料としても重宝されていました。現在、シダーウッド油は、香水で保留剤として広範に利用されています。オイルは、木を蒸留して生産されます。 |